【講評】2025ダンススポーツPDグランプリカップin東京【PDオープンラテン】
- dsmymkm
- 4月12日
- 読了時間: 3分
2025年3/30に新宿スポーツセンターにて行われた、コンペのレポートをしたいと思います!
ジャッジ目線で選手たちのダンスに対する感想をすこし書いていこうと思います。
(すべての選手を網羅できているわけではありませんのでご了承ください)
私が直接審査した所のみ、コメントをしています。
個人の背番号を記載させていただいておりますが削除依頼がありましたら当スタジオのメールアドレスがブログに記載されていますのでそちらより消してほしい背番号をお送りいただきましたら、その背番号に関する評価の方は削除させていただきます!
No,24 西・西川組
本日は、予選のファーストダンスのサンバの時から、体にキレがありました。
男性のソロスピン、女性のソロスピン、ホールドをしてのスピン。
次々と回転系のフィガーを、スピードを持って、たたみかけていました。
本日のコンペに、ピークを合わせた練習をされてきたのが分かります。
女性はポスチャー、フットアクション、レッグアクション等、
美しく、観客に対するアピール力、自分の体で音楽を表現しようとしている所など、
プロとしての意識の高さを感じます。
男性は、そんな女性を美しく見せるべく、その役割を担っていますね。
今後、フロアー上で圧倒的な存在感を示す為に、
男性のラテン的ボディアクションを、さらに強化してほしいです。
時々、体の動きと流れが継続できていない所が、見受けられます。
それと、ジャッジとして1番気になる所は、2人のカップル間のスペースが小さい事です。
それぞれの体のボリュームと、2人のスペースの間のボリュームが大きい事が、
とても大事だと思います。
ともあれ、本日は気合の入った、素晴らしい演技を見せて頂きました。
優勝おめでとうございます。
No,23 ERDENE・DULGUUN組
昨年の三笠宮のダンスで、始めて拝見した時の印象からすると、
かなり進歩していると思いました。
男女とも、体幹が強く、しっかりとフロアーに立っています。
男性はボディアクションも強く、スピードを持って体を使えています。
カップル間のボリュームもあり、フロアー上での存在感を感じます。
今後の課題としては、女性が、男性に負けない位、
レッグやフットのスピード、ボディアクションのスピードを上げられると、
PDのチャンピオンに、より近づくのではと思いました。
将来が楽しみな選手ですね。
No,26 Kevin・Daga組
昨年、三笠宮3位のKevin選手が、パートナーが変わっての登場となりました。
残念ながら、Kevin選手が昨年までに積み上げてきたダンスは、見受けられませんでした。
体の動きや、キレ、カップル間のボリューム等、
本日はフロアー上での存在感を示す事はできませんでした。
女性は、プロとしての、フットワーク、レッグアクション等、
ファンダメンタルズを、しっかりと練習していただきたいと思います。
個人的に、Kevin選手はスタイルや容姿がクールで、好きなタイプの選手なので、
2人でよくリハーサルしていただき、頑張ってほしいなと思いました。
総括
上位の3組は接戦でした。
実績のあるKevin・Daga組、本日はギアを上げてきた西・西川組、
若手で1番伸びているERDENE・DULGUUN組。
種目にもよりますが、審査員の評価はかなり割れています。
頭一つ抜け出しているペアはいませんので、
各々、プロとしてのダンスを追求し、
PDラテンのレベルを上げてほしいと思いました。
【文責 森本かおり】
結果
優勝 西恭平・西川真由 組
2位 SOD ERDENE・ENKH DULGUUN 組
3位 Kevin・Daga 組
4位 川田悟・梅原理奈子 組
5位 多伊良和彦・松井美穂子
6位 長澤圭剛・高坂亜希 組
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