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マダム・ローカップ第25回統一全日本ダンス選手権大会-ラテン編 【観戦記】 10/20

2024年10/20にグランドプリンスホテル新高輪で行われた、統一全日本ダンス選手権のコンペの観戦記を書いていきます。


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野村直人・山崎かりん組は予選から安定した、王者のダンスをしていたと思います。

優勝おめでとうございます。

ただ、第2位の八谷和樹・皆川円組や、第3位の竹内大夢・中島由貴組もグレードを上げてきていますので、フロアーに立った瞬間に、チャンピオンのオーラをさらに観客にまき散らしてほしいなと思いました。


第2位 八谷和樹・皆川円 組

美男美女カップルで、ベテランになってきているのでしょうが、

フレッシュさを失っていないダンスで好感が持てます。

以前よりも、カップルの一体感が良くなったように見えます。

よってスピードやパワーが増したのだと思いますが、予選からすごく目立っていました。


第3位 竹内大夢・中島由貴 組

今回のラテンセクションを拝見して、1番印象に残ったダンスを披露してくれました。

2人が踊り始めた時から、離れていても、他の誰も入れない空間があり、

物語を紡ぐように、ゆったりした動作から入り(他のカップルがパワーやスピードを意識して、早いアクションでどんどん踊っていくなか)

緩急をつけた、その優れた表現力を見たときに、「踊りを変えた」とすぐ思いました。

(以前からこのように踊られていたらすみません)


前日の三笠宮杯で小嶋選手が、やはり素晴らしい表現力でした(スタンダードですが)

統一全日本では、ラテンで竹内組のダンスを見て、同じように感動いたしました。


普段ジャッジをしていて、この2人の様に以前と違うダンスを見せてくれると、

すごく嬉しくなります。

正直、どんなに素晴らしいダンスでも、毎回同じダンスだと飽きてしまうものです。

特にチャンピオンクラスの人は、観客やジャッジを飽きさせないダンスを、

披露し続けなければなりません。


今回の竹内組は、表現力をメインに押し出して、勝負をかけてきたのだと思います。

その結果、おそらくご自分たちにとっては、納得のいかない成績だったと思います。

ですが、私たちプロは

「音楽をどの様に感じ、どの様に表現し、観客に感動を伝えるか?」

という事は本当に大事な事です。

ですからこの感覚を大切に持ち続けて、練習を続けていただきたいと思います。


【番外編】


No,34 三室雄司・武藤慶子 組 (準々決勝)

こちらの組は本年のインターで拝見して、その時も思ったのですが

「もう1ラウンド(準決勝)上がってもいいのではないか?」

というのが正直な感想です。

男女ともとてもラテンの才能を感じるのです。

外から見て毎回、姿が見えているので、覚えてしまいます。

団体によって、色々あるとは思いますが、頑張ってほしいなと思います。




優勝 野村 直人・山﨑 かりん 組

第2位 八谷 和樹・皆川 円 組

第3位 竹内 大夢・中島 由貴 組

第4位 鈴木 佑哉・原田 彩華 組

第5位 髙野 大樹・加藤 奈々 組

第6位 中島 光一・奥山 智美 組


(文責 森本かおり)



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