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二期会オペラ「蝶々夫人」を観劇してきました!

今回は、ダンスの事から少し離れて、オペラ観劇についてのレポートです。


2024年7月18日(木)東京文化会館大ホール

二期会主催 プッチーニ作「蝶々夫人」


オペラに興味のない方でも、この作品の名前は聞いたことがあるのではないでしょうか?

ここであらすじを細かく記すつもりはないのですが、

簡単に説明します。


明治時代初期のアメリカ海軍士官(ピンカートン)が、

長崎に赴任したため、アメリカに婚約者がいるのにも関わらず、

現地妻(芸者の蝶々さん)をお金で買い、

かりそめの結婚をする。

その後、ピンカートンはアメリカへ帰国、3年間の間、

子供の生まれた蝶々夫人をほったらかします。


夫人と子供はピンカートンを信じて待っているが、

再度、長崎に戻って来たピンカートンには、母国の妻がいることを、蝶々夫人は知ります。


蝶々夫人は、子供をピンカートン夫妻に引き渡す約束をして、

自害をして果てる・・・


という悲劇のお話なのです。


今回、このオペラの演出を担当したのが"宮本亜門"さんで、

その舞台の見やすさにびっくりしました。

オペラなのに現代劇を見ている様な、ナチュラル感とスピード感。

2017,2022年に他の方の演出を見ましたが、

まったく違う舞台となっておりました。


そして宮本亜門流の解釈は、

「西洋の強者男性が東洋の弱者女性を慰み者にしたために起こった悲劇」

ではなく

「ある若い男女の叶わなかった純愛の物語」として書いていること。


2部の最初にソプラノ大村博美さんが歌う、

「ある晴れた日に」の熱唱には感動し、涙が出そうでした。


ということで、

演出・宮本亜門「蝶々夫人」

おすすめです。


私は、演劇、ミュージカル、オペラ、歌舞伎、バレエ等、

舞台芸術を見るのが大好きなので、またいい作品がありましたら、レポートしたいと思います。


(文責 森本かおり)




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