元ラテン世界チャンピオンの、ユッカ・ハパライネン先生のレッスンを、
娘と受けてきました。
かおり先生のご紹介で、約20年ぶりにユッカ先生のレッスンを受けることができました。
WDCの副会長をされていた、小嶋鉄治先生のおかげで、私たちはデビュー間もない新人の頃から外人レッスンをたくさん受ける事ができていました。
その中でもユッカ先生はフレンドリー、誠実な人柄でとても親切。
パートナーのシルパ・スータリ先生は頭も良く、コリオグラフィーを作るのも上手で、わかりやすいレッスンをして下さります。
私たちはお二人の事が大好きで、日本にいらした際は、必ずレッスンを受けていました。
今回、20年ぶりにお会いしたのにも関わらず、私たちの事を覚えていて下さいました。
しかもお二人がご結婚されたときに、とてもささやかなプレゼントをしたのですが、
もう25年もたつのに、その時にプレゼントしたおそろいのキャプを
「まだ持っているよ」とおっしゃってくれて、感動してしまいました。
さて、今回のレッスンですが、あれもこれも習いたいのはやまやまですが、
2レッスンだけでしたので、サンバに絞ってレッスンを受けました。
かおり先生から「レッスンはあっという間に時間が過ぎるので、何を習いたいのかを明確に書いた英文を持っていき、伝える様に」とアドバイスを受けておりました。
なので事前に手紙を書いて持っていきました。
そのおかげで効率よくレッスンを受けることができました。
やはり、全てのバリエーションにおいて、ベーシックテクニックはとても重要で、
どんなバリエーションであっても、ベーシックテクニックの裏付けが必要。
分かっていたつもりでしたが、まだまだ全然足りないと感じました。
クルザードウォーク1歩目の足の出し方が、全てのステップにおいて必要で、
リーディングフットのつま先を伸ばして、体重はサポーティングフットの後ろの足でずっと支える。
私がいつも生徒さんに伝えている事ですが、ユッカ先生の滞空時間がものすごくて、
自分が全然足りていない事をとても感じました。
ユッカ先生のカウンタープロムナードランでの、美しいスパイラルクロスを見せて頂きました。
以前ブライアン・ワトソンのパートナーである、カルメンのレッスンを受けた時に、見せて頂いた、カウンタープロムナードランのスパイラルクロス感動が、よみがえりました。
ユッカ先生が私たちのステップを見て、そのステップはブライアンとカルメンのステップだねと言い、踊り方を教えてくれたのですが、ユッカ先生がかっこよすぎて、パワフルで、どうしても同じようにできるとは思えませんでした。
全てにおいて、同じようにはならないのですが、少しでも、ほんの少しでも近づけたら…
いやいや、おこがましくて近づくなんて言えないのですが、
それでも素晴らしいダンスを間近で見て、一緒に踊って頂いて、
とてもとても素晴らしい体験をさせてもらい、さらにダンスを頑張りたいと思いました。
レッスンが終わって帰り道、娘とお尻の筋肉がつかれた…
ママはハムストリングも疲れたよと話しました。
疲れた体と、この感覚も忘れない様にしようと楽しみながら帰りました。
20年ぶりのユッカ先生のレッスンは、私たちのダンスライフに変化をもたらしてくれるものでした!
【文責 水口保恵】

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