第100回JDSF-PD関東甲信越ブロックダンススポーツ競技会 スタンダード講評 (ⅡA-D級)
- dsmymkm
- 2月14日
- 読了時間: 3分
2025年1/25に行われたアスカル幸手で行われた、コンペのレポートをしたいと思います!
ジャッジ目線で選手たちのダンスに対する感想をすこし書いていこうと思います。
(すべての選手を網羅できているわけではありませんのでご了承ください)
私が直接審査した所のみ、コメントをしています。
個人の背番号を記載させていただいておりますが削除依頼がありましたら当スタジオのメールアドレスがブログに記載されていますのでそちらより消してほしい背番号をお送りいただきましたら、その背番号に関する評価の方は削除させていただきます!
【シニアⅡA級スタンダード 決勝】
こちらのセクションは、A級を獲得している方が多いせいか、
運動量が大きく、それなりにレベルが高かったと思います。
各選手は、良い所と、悪い所をそれぞれ持ち合わせており、
どのファクターを重視して順位を決めるか、
ジャッジの悩ませどころです。
結果、ジャッジの評価もかなり割れてしまっています。
私は、基本的にA級戦のような上位クラスを審査する時は、
接戦の場合、”スウィングが1番大きく、ムービングに伸びがある”というファクターを、
第1優先にしています。
その結果に基づいて、
1位No,122 ⇒ 結果3位
2位No,125 ⇒ 結果2位
とつけました。
3位のNo,122はこのセクションの中では1番下半身が強く、
大きなパワーで踊っていました。
それは、他のカップルより1つ上のレベルであると、判断しました。
ただ、少々問題点もあると思います。
それは他のカップルよりも、ショルダーラインが、
あまりきれいに見えていないのです。
もしかしたら、燕尾が体にフィットしてないのではないでしょうか?
他のカップルは完全にオーダーしたと思われる、
自分にピッタリ合った燕尾を、着用している様に見受けられます。
このクラスになると燕尾の着こなしも重要です。
2位のNo,125は1位でもおかしくないレベルです。
大きなエネルギーで、かつスタイリングも綺麗でした。
1位のNo,119はこのファイナルの中では最も綺麗なスタイリングと、
バックラインだと思います。
カップルのカウンターバランスも取れていて、
総合評価で、この組が1位であると判断するジャッジがいるのも、うなずけます。
ですが、今回私は”下半身のエネルギーが少々足りない”という判断をいたしました。
No,124
下半身が床をしっかりと捉えているのがわかります。
ですので、すごく大きなエネルギーというわけではないのですが、
縦軸が安定していて、安心して見ていられます。
踊りのうまさを感じさせてくれます。
No,118
よく踊っていますが、この中ではエネルギーが小さいです。
No,131
こちらは、上半身が固まって見えてしまいます。
上半身をもう少し左右に分けて使える様になると、
いわゆる”上手さ”が見えるようになります。
縦軸をまっすぐ作り、上半身は板の様に固めるのではなく、
動かせるように練習してください。
【D級戦スタンダード 決勝総括】
全体的に、スタンダードの1番重要なファクターである、
枠を保つという事ができていません。
ですから通常ですと、ジャッジ泣かせという事になるのですが、
今回は、下半身を動かせる人が何組かいたので、そのファクターで、順位付けできました。
No,104 No,110は下半身をしっかり使っており、比較的枠も保たれていました。
No,109
体幹は強くて、一見しっかり見えるのですが、
両ひじが保たれていません。
最初は腕に力を入れてもいいので、
両腕を左右均等に保てるように、動画等を撮ってチェックすることをお勧めします。
ホールドが保てるようになれば、昇級のチャンスもあると思います。
お疲れさまでした。
【文責 森本かおり】

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