2024年10/19に東京体育館で行われた、三笠宮杯のコンペのレポートをしたいと思います!
ジャッジ目線で選手たちのダンスに対する感想をすこし書いていこうと思います。
(すべての選手を網羅できているわけではありませんのでご了承ください)
私が直接審査した所のみ、コメントをしています。
個人の背番号を記載させていただいておりますが削除依頼がありましたら当スタジオのメールアドレスがブログに記載されていますのでそちらより消してほしい背番号をお送りいただけましたら、その背番号に関する評価の方は削除させていただきます!
このセクションはやはり出場選手が少ないせいか、
少し盛り上がりに欠けていました。
プロフェッショナルですから、選手個人のパフォーマンスの高さや、
フロアーの上に展開されるエネルギーの大きさがもう少し欲しい所です。
ここから先は少々辛口のコメントになります。
No,2 久保田 弓椰・徳野 夏海 組
全日本チャンピオンですから、テクニックは申し分なく、
素晴らしいダンスなのですが、例年見せてくれているパワーやスピード感が、
今回は感じられませんでした。
ライバルの山本選手が不在のせいでしょうか…?
他に追随してくる選手がいないからこそ、
圧倒的な存在感でフロアーを支配してほしかったです。
プロとしてオーディエンスに対して、
さらに表現力を磨いてほしいです。
このカップルのダンスをずっと見ていたいと思うようなパフォーマンスを、
是非お願いします。
No,9 Kevin・河岡 宏美 組
PDにデビューした頃から見ています。
美男美女でかっこいいカップルで、以前はスタイルはいいがボディーが動かないという印象でしたが、最近はずいぶんと上達し、その点も改善してきていると思います。
個人的な意見ですが、男性の衣装ですが、上半身すべてシースルーというのはどうなんでしょうか?
全面は、部分的にもモチーフか何かをつけた方が良いのでは?と思いました。
体の線が細く見えてしまいますので、縦のラインをストロングに見える様に、
衣装も工夫した方が良いと感じました。
No,6 西 恭平・西川 真由 組
以前よりかなりの進歩を遂げているペアで、
特に女性は表現力に長けており、フロアーで自分自身の存在をアピールするのが上手、
ドレスの着こなしも素敵です。
男性は、もう少し体の動きが欲しいです。
小さいカップルなので、体幹の部分がもっと動かないとカップルのボリューム感が足りないと思います。
No,1 SOD ERDENE・ENKH DULGUUN 組
こちらのカップルは今回初めて拝見しました。
男女とも体幹が強く、体もよく動いていました。
将来性のあるカップルです。
種目によって、その時々の場面において、「すごくスピード感があっていいな」と思うと、
次の場面ではそれを無くしてしまうので、高い点を付けづらくなってしまう場面が何度かありました。
まだ競技経験が浅いと思いますので、練習を積み重ねていけばダンスが安定してくると思います。
個人的な意見ですが、女性のヘアースタイルはいかがなものでしょうか?
刈り上げてしまうと男性的な雰囲気になってしまい、女性らしいエレガントさに、
欠けてしまうと思います。
No,13 岸田 肇・岡田裕子 組
ベテランのカップルでテクニックは正確だと思います。
ルンバとパソはもう少し上の順位でも良いのでは?と思いました。
ただ、スピードの速い種目になると、以前より体のキレが無くなっているなと感じました。
年齢的な問題もあり、難しい時期に来ていると思いますが、頑張ってほしいと思います。
No,12 高辻 博希・岡田 優美 組
昨年初めてファイナル入りしたと思います。
ラテン的な雰囲気があり、男性の体がずっとナチュラルに動き続けている所は上位の選手に負けていません。
ただ、体のトーンや動いた時のエネルギーが少々物足りないです。
体の中から出てくるパワーが欲しいです。
フロアー上で存在感を示す為には、下半身の強化しかありません。
まだお若い選手だと思いますので、頑張ってトレーニングしてください。
(文責 森本かおり)
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