2024年7/14に行われたアスカル幸手で行われた、コンペのレポートをしたいと思います!
ジャッジ目線で選手たちのダンスに対する感想をすこし書いていこうと思います。
(すべての選手を網羅できているわけではありませんのでご了承ください)
私が直接審査した所のみ、コメントをしています。
個人の背番号を記載させていただいておりますが削除依頼がありましたら当スタジオのメールアドレスがブログに記載されていますのでそちらより消してほしい背番号をお送りいただきましたら、その背番号に関する評価の方は削除させていただきます!
【シニアⅣA級スタンダードファイナル】
No,53
このセクションでは、ポスチャーとホールドが安定しており、
男女のカップルバランスが、保たれていました。
男女とも姿勢の美しさがありました。
No,74 No,61
ジャッジ表を見たら、接戦でしたね。
No,74の選手は、体幹が強く、安定はしているのですが、
アームがアクションをすると動いてしまいます。
又、肘が下がって見えて、ホールドが維持できていません。
No,61の選手は、肘は下がっていないのですが、
左の肘から手首にかけてのアームを固めているのか、
そのせいで、左右のバランスが少々悪く見えます。
どちらの選手も、動きは悪くないので、
美しいホールドを作ることに意識を持っていけたら、
更に上位の成績になると思われます。
【シニアⅢBスタンダード】
No,92
こちらのセクションの中では、体幹や足腰が強く、
ホールドも安定していました。
結果、エネルギーの大きなダンスを踊っていたと思います。
No,90
体幹は強く、一見安定して見えるのですが、
左右均等のホールドができていません。
ワルツとタンゴの見え方が違います。
特徴的な事は(本日のコンペだけかもしれませんが)
ワルツはスウェイをつけようとしているのか、ホールドが壊れて見えてしまいます。
タンゴは動きをフラットにしているので、そんなに壊れて見えないのです。
それでタンゴとワルツの評価が、若干違ってしまっています。
【シニアⅡB級スタンダードファイナル】
こちらのセクションはレベルが拮抗しており、ジャッジの順位が割れてしまいました。
私としては、スタイリング、ムーブメント、スタンダードのフィーリング、
その総合評価で、No,76を1位とさせていただきました。
No,75の選手は、以前プロアマ戦で拝見したことがあると記憶しています。
その時は先生と出場されていますので、いい評価をしたと思います。
ホールドや体幹の強さだけなら、
こちらの選手も、もっと上位でも良い気がします。
ですが、動きにおいては、足の送り出しを使って踊っている様には見えません。
足型を追っているようなダンスに見えてしまいます。
もう少し、足から足へ(フットtoフット)のつながりが、
滑らかになると動きの質が変わってくると思います。
【D級戦スタンダードファイナル】
No,45
体幹が強いので、パワーがあります。
女性は初心者なのか、まだ男性に引っ張られてしまってますので、
更なる上達を望みます。
No,36
男性、女性とも体幹が強く、トップシェイプの崩れが少なく安定しています。
男性は肩が上がって見えてしまってますので、
首から肩にかけての、バックラインを
美しく保てるようになると、さらに良くなると思います。
【前半戦のスタンダード総括】
今回も、皆さんジャッジから評価されるべきポイントが、
見せられていません。
ですので、採点が割れてしまいます。
ランクの低いスタンダードの選手の方は、
まず最初に姿勢(ポスチャー)とホールドを美しくシェイピングしてください。
後ろ姿は自分ではわからないので、ビデオで撮るなり、
コーチャーの先生に見ていただいて、意識して直していく事が、大事だと思います。
(文責 森本かおり)
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