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第94回JDSF-PD関東甲信越ブロックダンススポーツ競技会 ・スタンダード後半【シニアⅡA・C】

更新日:7月30日




2024年7/14に行われたアスカル幸手で行われた、コンペのレポートをしたいと思います!


ジャッジ目線で選手たちのダンスに対する感想をすこし書いていこうと思います。

(すべての選手を網羅できているわけではありませんのでご了承ください)


私が直接審査した所のみ、コメントをしています。



個人の背番号を記載させていただいておりますが削除依頼がありましたら当スタジオのメールアドレスがブログに記載されていますのでそちらより消してほしい背番号をお送りいただきましたら、その背番号に関する評価の方は削除させていただきます!






【シニアⅡAスタンダードファイナル】


No,55

ポスチャー、ホールド、男女のポジション、ムーブメント、

すべてのファクターにおいて、完成度が高かったと思います。


1番評価されるべき事は、股関節、膝、足首が柔らかいから、だと思いますが、

ムーブメントの流れが切れず、

スイングの伸びがあったことです。

今回1位を獲得したのも、この点が大きかったと思います。

この様なムーブメントができるという事は、

女性も同じ様に足、脚、ボディが使えるという事だと思いますので、

カップルの評価が高いですね。



No,66

こちらのカップルも1位のNo,55と遜色のないダンスをしています。

スタイルが綺麗で、カップルポジションもよくスピードもあります。


では1位と2位の差は何かという事ですが、

No,55の選手は「より流れの切れない柔らかく伸びのあるムーブメントを作り出すことができる」という「ムービングの質」の差という事になります。

しかしながら、No,66の選手も好感の持てる良いダンサーです。

女性も美しかったです。



No,58

背が高く、体幹が強く、ホールドの空間が大きく、縦軸も強く、安定しています。

パワーのある重厚感のあるダンスなので、フロア上ではとても目立っています。


個人的には、好きなタイプの選手ですが、

1位、2位になった選手に比べると、体が動かせるという雰囲気が、伝わってきません。

決して動いていないわけではないのですが、体の大きい選手は、

一見すると鈍感な印象を与えがちです。


そういった印象を打破するためには、さらに下半身の動きからくるスウィングの伸びが欲しいです。


No,70

シニアとは思えないハツラツとした印象で、.

パワーがあり、動きは良いと思います。

今後の課題は、ホールドと男女の組み方です。

ホールドの空間が、左右均等に保たれていません。

おそらく、アームを固めてホールドを維持しており、

右の手で女性を抱えていると思います。

このようなホールドは動くと必ずハタンを生み出します。


特にタンゴなどは、右の肩が上がり、バックラインを壊してしまいます。


もしホールドが直り、バックラインがすっきりしたら、

更に上位の方に方に食い込んでくる可能性があると思います。


No,71

こちらの選手は個人的に好きなタイプです。

順位ももう少し上で良いのでは、と思っています。

良い所は男性の縦軸、枠の空間が安定していて、

コンスタントに踊れる所です。


女性もドレス、メイク、ヘアスタイルに気を配っていて、

予選の時から、目立っていました。

難を言うと動きが少々物足りないです。

もう少し大きなエネルギーが欲しいです。

送り出しの足と脚を強く使える様に練習してみてください。




【シニアⅡAスタンダードファイナル総括】


このセクションは皆さんレベルが高く、見ごたえがありました。

この様なダンスを、私たちジャッジに見せて下さると、

私たちも楽しい気分になります。



【C級戦スタンダードファイナル】


No,20

男性のポスチャー(縦軸)とホールドは、とても綺麗でした。

ただ、足、脚からくる動きのエネルギーが、小さいという印象です。


No,1

ポスチャーとホールドは安定していて良いと思います。

惜しいのは、頭がすこし下に傾いて見えます。

もう少し、後頭部を伸ばして、

目線を上に上げたら、さらに綺麗なポスチャーになると思います。


No,2

ポスチャーとホールドは良いです。

下半身の動かし方を勉強してください。


No,148

左右均等の枠が取れていて、カップルポジションが良いです。

下半身も力強く使われていました。

個人的にもう少し上の順位でも良いのでは?と思いました。




C級戦総括


ファイナルに入ってきた選手のほとんどは、

ポスチャー、ホールドから作られる枠等、安定していました。


今後の課題は足、脚からくるエネルギーをもう少し大きく、

ムービングのつながり等が良くなるように練習してください。



(文責 森本かおり)




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