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JDSF-PD東海北陸ブロックダンススポーツ競技会in熱海 感想 スタンダード編 後半

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今回は3月31日にJDSF主催で行われた

『JDSF-PD東海北陸ブロックダンススポーツ競技会in熱海』

についての総括を行っていきたいと思います!



ジャッジ目線で選手たちのダンスに対する感想をすこし書いていこうと思います。

(すべての選手を網羅できているわけではありませんのでご了承ください)


個人の背番号を記載させていただいておりますが削除依頼がありましたら当スタジオのメールアドレスがブログに記載されていますのでそちらより消してほしい背番号をお送りいただきましたら、その背番号に関する評価の方は削除させていただきます!


それでは総括に移りたいと思います!



今回はスタンダード編(B級スタンダードA級スタンダード)です!



それでは講評していきます。

↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓


【B級スタンダード】


50番

すべての種目においてムーヴィングの動きが他の選手を圧倒していました。

スタイルも綺麗です。


難を言うとタンゴはタンゴフィーリング(シャープさやスタッカートを表現する音楽性、動きを止めたときの間合いのタイミングなど)を感じない。


クイックはホップアクションをルーティンの中に、入れてほしいと思いました。


91番

頭、首、背中のラインはすっきりしていて、良かったです。

下半身もうごかしているのは見えるのですが、

少々エネルギーが足りないかもしれません。


2番

体幹が強く、安定しており、動きも大きいと思います。

課題としては、両ひじが下がって見えることです。

現代のホールドは肘の先が上を向いている位に引き上げます。

そのようにホールドを作ると、カップルの空間が大きくなり、

同じ運動性、パワーならこちらの方が大きく見えます。


A級になると、この点の比較が厳しくなりますので、

A級で勝っている選手を見て、研究してください。


1番

頭部から、首のラインはすっきりしていて、ダンスも良くリハーサルされていると思いました。


ですが、惜しいなと思うのは燕尾のショルダーラインがきれいに見えてこない点です。

燕尾がご自身の体に合っていないのではないかと思われます。

これが改善されると、一気に順位がジャンプアップする可能性があります。



【A級スタンダード】


22番

ポスチャー、男女のカウンターバランス、ムーヴィングの大きさ、流れ、、、

各ダンスも良くリハーサルされており、1位にふさわしいダンスでした。


難を言うと、ロアーリングの時に足裏をもう少し長く、自分のウエイトを置いておいてほしいです。

少し足元が軽く見えてしまいます。


13番

組んだ時の男女の空間の大きさとエネルギーの強さを感じました。

足元も床をしっかり捉えていて、良かったと思います。


22番と13番のダンス力は拮抗しており、良く見えるところが違うので、

ジャッジの見方によっては順位が覆ってしまうと思われます。



34番

ポスチャーと枠が安定しており、男女のカウンターバランスもとれています。

下半身もしっかり使えており、エネルギーも大きいです。

個人的に好きなタイプの選手です。


今回のセクションでは、3位でした。

1位.2位の選手に比べると、サイドに移動していく動きが少々足りないです。


良く踊れているだけに、こういう点を修正してレベルを上げていくのはすごく難しいです。

「何をよくしたらいいのかわからない」

という選手も多くいます。

見た目だけの判断では、なかなかわからないのですが、

すこしアドバイスさせていただくと、組んだ時にコンタクトを気にして、

女性が男性のインフロントに入りすぎてはいないでしょうか?


男女とも肘の方へ(サイドの方へ)もっと自由に体を運べるようになると、

今のエネルギーでも十分、1位の選手と同レベルの動きを生み出すことが、

できると思います。

研究してみてください。


77番

後頭部から首、背中のラインはまっすぐの軸を持っており、ポスチャーも

安定しています。

足と脚も良く動いており、間接も柔らかく使えていると思います。


ただ、膝や足首が柔らかい分、膝を曲げたときに、縦軸のラインが下に落ちて見えます。

膝を曲げても、上半身を引き上げ続けて踊ることが、今後の課題になると思います。



59番

元気よくフレッシュな感じで踊っていて、好感が持てます。

以前拝見して時から、かなり上達していると思いました。


動きはいいので、単純にホールドを直しましょう。

特に左のアームとハンドが歪んで見えます。

左のアームを直すだけで、後ろ姿が、踊れるダンサーに変わって見えるものです。


9番

この選手も以前拝見したことがあります。

印象としては、大きなエネルギーで上手なダンサーというイメージがありましたが、

今回のコンペではその実力を発揮できていない様でした。


あとから選手に聞いたら、床がとても滑ったとのことで、怖かったようですね。


もしかすると、それで足を十分に使えず、本来のダンスを見せられなかったのかも

しれませんね。


いつも教室の踊りやすい床で踊っているとたまにこのようなフロアに出会ってしまうとびっくりしてしまいますね。

ですが条件は皆さん一緒ですので、普段から床に重心がしっかり降りるように(足裏が床をとらえられるように)練習してみてください。


(文責 森本かおり)



 
 
 

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