今回は、元世界チャンピオンであるルカ・バリッキ先生が、
レッスンの中で紹介して下さった書籍を読みましたので、その内容や感想を皆さんに、お伝えしたいと思います!
ルカ先生は自分の世界を強く持っており、その世界観を構築する上で、
この思考が強く影響したと言います。
「エッセンシャル思考」
著者 グレッグマキューン
(漫画もあります)
エッセンシャル思考(以下、Maoko)
エッセンシャル思考とは
物事をすべて取り組むのではなく重要度や自身の興味の具合に合わせて順位付けをして上位に入った物事だけに対して取り組むこと。
人間にはキャパシティが存在し、抱えているタスクをすべて行おうとすると中途半端な結果で終わってしまう。
そこで物事に優劣をつけて実際に行う事象を厳選し、満足のいくものを作り上げるべきだという思想。
もちろん、このエッセンシャル思考に基づく仕事ができるのであればとても楽しいものになるとは思います。しかしそうもいかないのが現状ではないでしょうか。
例えば、会社の全員がこのような思考になったら?全員が自分の興味関心があるもの、自分にしか行えない業務のみを引き受けるようになれば業務上必要ではあるが誰でもできる雑務、即ちコピー取りであったり、ファイルの整理であったり、そういったものを誰もやらずに滞る業務が出てきてしまいそうです。
私が読んだ書籍では取り組むべきタスクの基準の一つとして“自分の中の興味が85%以上あるもの”というものがありました。
これは私的にはいささか水準が高すぎるようにも感じます。
もちろん、興味が0%のものもすべて積極的にやるべきだとは思いませんが、それでも全員が85%以上の物だけを引き受けていると会社は回らなくなってしまいそうです。
つまり、両極端な考え方を持つのではなく、もう少し柔軟に捉えればよいのでしょう。
例えば興味があるものしかやらない、のではなく必要最低限の仕事を終えた上で興味のある仕事をやる、こういう思考にしてしまえば問題の程度も低くなりそうです。
またなにも仕事のみにこの思考を適応するのではなくて日常生活に取り入れていくのは良いかと思います。
家事に順位をつけ、今週はこれ、来週はこれをやる、と決め、必要に応じて数週間に一度プランを組みなおす。
一度にすべてをやろうとせず、小分けにして物事に取り組み、定期的に計画を見直すことこそ、エッセンシャル思考の本質と言えるでしょう。
自分の好きなことだけ、重要なタスクだけをしても業務や生活に何ら支障がないのであれば最大限エッセンシャル思考を取り入れていくべきだが、この日本社会においてそれはなかなか難しいことだと思う。
雑用の中にも重要ではないがやらなければならないものは存在する。重要、好き、だけをやるというよりは過剰に行っているものをやめるという考え方のほうが日本人には浸透しやすそう。
エッセンシャル思考は、限られた時間とエネルギーを有効活用し、より充実した人生を送るためのツールです。
ぜひ、ご自身の状況に合わせて、柔軟にエッセンシャル思考を取り入れてはいかがでしょうか。
エッセンシャル思考(以下、Kenta)
この考え方は、非常に重要だが社会で考えると難しいものがある。
この思考は、「自分の興味がある事にフォーカスして、動いていくこと」が
大事であるという事だが、やはりそれをしてしまうと、
社会が回らなくなってしまうからだ。
確かに、理想としてはみんながやりたいことをやり、
それで社会が回るならいいが、恐らくそんなうまくはいかない。
大事になってくるのは「やりたいこと」ではなく「やるべきこと」なんだと考える。
「やりたいこと」を順位付けするのではなく、「やるべきこと」を順位付けして、
上位になったものから、意識を一本化していき、行動を起こすこと。
思考を分散させずに1つに集中させる。
これが、エッセンシャル思考との、正しい向き合い方なのかなと考える。
やるべき事に集中して、最大効率と最大効果を生み出すことを意識する。
社交ダンスの踊るための、考え方としては、ピッタリだと感じる。
男女2人で運動を起こす際、2人の意識を1本化できていないと、
最大効率と最大効果は生み出されないわけです。
お互いに「ホールド」「ポスチャー」など意識が、
バラバラになっていると、動きも1本化されず、纏まりのないダンスになります。
「自分たちは●●を意識する」という2人で1つの意識を持つことが大切で、
その結果、それが「ホールド」や「ポスチャー」に繋がっていく、
という意識が欲しいと、私は考えます。
2人が意識するべき、最優先事項を相談して見つけていく事が大切であり、
結果として、その1番の優先事項は、
他の意識するべきことを巻き込んで、1つの大きな1本の柱になると感じます。
例えば、自分の例で言うと、今は「体の引き上げ」だけを意識しています。
そうすると、ホールドや音楽を取り込む感覚にも繋がってきます。
自分も、昔は「ああやってこうやって」と考えていたが、
今はやるべき1本の柱を意識することで、他の意識も、おまけで、ついてくるようになりった。
結果として、わちゃわちゃ考えなくても、複数の動きを1本化して、生み出せるようになりつつあると感じる。
ぜひ、皆さんも色々なことを考えずに、1つの事を強く集中して、
ダンスを踊ってみてはどうでしょうか?
自分の気づかないうちに、他の意識するべきことも治っているかもしれません。
ぜひ、興味のある方は、この本を読んでみてはいかがでしょうか!
(文責 Kenta・Maoko)

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