10/5 関東甲信越ブロック 講評 3Aスタンダード・B級スタンダード
- dsmymkm
- 2025年10月17日
- 読了時間: 5分
ジャッジ目線で選手たちのダンスに対する感想をすこし書いていこうと思います。
(すべての選手を網羅できているわけではありませんのでご了承ください)
私が直接審査した所のみ、コメントをしています。
個人の背番号を記載させていただいておりますが削除依頼がありましたら当スタジオのメールアドレスがブログに記載されていますのでそちらより消してほしい背番号をお送りいただきましたら、その背番号に関する評価の方は削除させていただきます!
シニア3スタンダード
こちらのセクションは、レベルが拮抗していて、
準決勝で敗退した選手の中には、
決勝に残ってもおかしくない実力の選手たちが、
何組もいました。
ジャッジもかなり割れています。
ファイナルに上がってきた選手達ですから、
ホールドやアームのシェイピング、
カップルのカウンターバランスを保つ事など、
基本的には、高いレベルだと思います。
1位No,224
2位No,217
こちらの両選手は、ダンス力に差がないと思います。
私は、No,217の選手に1位をつけましたが、
理由は男性の頭部から首、ショルダーラインの雰囲気の良さです。
ムーヴィングにおいて差が出ないときは、
カップルのトップシェイプの美しさが最後のジャッジにとっての決め手になります。
特に男性は、後ろ姿において、ストレッチされた背骨、
伸びたネックラインの美しさがあれば、加点が高いので、気を遣うべきです。
No,221
2人ともスタイルが良く、トップシェイプが安定していますが、
ボディは固く見えます。
上半身において、ボディを左右に使い分けることができるようになると、
更にダンス力は上がると思います。
No,214
ワルツにおいて、スウェイをつけようとしたとき、
左右の空間が均等に保たれていない所があります。
No,220
男女ともスタイルが良く、フロアーをどんどん移動していく、
大きなエネルギーを持っています。
個人的には、、もう少し上位でも良いのでは?と思いました。
課題としては、体が固く見える事。
アームラインは保たれているのですが、その反面、
ボディが使われて踊るというのは、見受けられません。
No,56
最近よくシニア戦で、拝見しています。
女性は背が高く、自分自身の空間を維持できていますので、存在感があります。
丁寧に踊っていて、好感が持てます。
個人的には、もう少し上位の順位でも良いのでは?と思いました。
B級スタンダード
No,128
オール一本、完全優勝でした。
本日のセクションでは、スタイル、カップルのシェイピング、
ムーヴィングの質の高さによって繰り出されるパワーとスピード、
どのファクターをとっても他の選手を圧倒していました。
A級戦でも上位の成績を収められるよう、
今後も練習を重ねていって下さい。
優勝おめでとうございます。
No,97
踊っている間中、男女の空間が取れており、
カップルのトップシェイプは安定しています。
サイドの動きも大きく、良かったと思います。
通常のB級であれば、多分優勝していると思いますが、
本日はNo,128の選手が素晴らしいダンスをしたため、第2位となりました。
A級戦になるとかなり厳しい戦いになります。
さらに下半身から繰り出すパワーの強化が必要になります。
No,139
B級ラテンでは、断トツで優勝した女の子のペアです。
スタンダードも男女ペアに負けないパワーで、
男性役をやっている女の子には、本当に驚かされます。
エネルギーの強さと、フロアーを移動する大きさだけなら、
第2位の成績でも良いと思います。
ですが、やはりこれはスタンダードです。
男性役をするなら、スタンダードとしての男性の立ち方(ポスチャー)を、
勉強しなければなりません。
基本的に、男性はもっと真っすぐに立たなくてはいけません。
日本では女性が、正しくポスチャーができない人が多く、たいていの女性は、
バックバランスになっています。
すると、カップルはバランスで踊っているので、組んでいる男性も、バックバランスになってしまいます。
また女性は通常、頭が後ろの方になるのが普通になっているので、
男性役をする時、頭を後ろに、しすぎてしまい、男性の立ち方になりません。
男性役をやる時は、女性の感覚をすっかり忘れて、男性としての立ち方を学んでください。
下位の3組の選手は、ダンス力において、差はほとんどありません。
No,111
予選の時から見えていました。
ただ、決勝になると少々色々な問題点が見えてきました。
左のアームが固いのでしょうか?
回転の時に、左のアームを動かしているのが見受けられます。(特にタンゴ)
もし、スウェイをつけたいのなら、アーム下の空間全体を傾ける必要があります。
また、男性は頭部をもう少し上に引き上げてほしいです。
視線が少々低いです。
No,133
体幹が強く、ボディのエネルギーが見えます。
その反面、体を左右に切り替えられるという感じが、伝わってきません。
No,117
圧倒的に男性の頭部から首、ショルダーラインが美しいです。
このファクターは、私がジャッジをする時に、かなり重要視しています。
反面、足と脚の使い方が足りないので、サイドに動くパワーが小さいです。
まとめ
各々の選手において、良い所と悪い所は違っています。
良い所は自分の勝負するファクターなので、大切にしつつ、
足りない部分を研究、練習していただきたいと思います。
(文責 森本かおり)


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