【講評】第12回JDSF-PD埼玉県ダンス連盟ダンス競技会 8/23 part2
ジャッジ目線で選手たちのダンスに対する感想をすこし書いていこうと思います。
(すべての選手を網羅できているわけではありませんのでご了承ください)
個人の背番号を記載させていただいておりますが削除依頼がありましたら当スタジオのメールアドレスがブログに記載されていますのでそちらより消してほしい背番号をお送りいただきましたら、その背番号に関する評価の方は削除させていただきます!
No,40
本日は、他の選手を圧倒していたと思います。
こちらの選手は全日本クラスのコンペでも、
かなりの上位に入ってくるレベルだと思いました。
私の好きなダンスをしている選手です。
男女ともポスチャーが美しく、
男子のホールドの硬さや欠点もほぼ無く、
男女のカウンターバランスも取れています。
ムーヴィングにおいても良く下半身を使っており、
流れが途切れる事無く、ナチュラルに踊っていました。
ですが、気になる事もあります。
なぜ、テールコートを着用しないのか?
シラバスの服装規定には「正装」と書いてあります。
「自由」ではなく「正装」です。
私は「正装」というのは「燕尾服」と解釈しています。
それともう二つ気になる事があります。
一つ目は、ワルツは音楽の1番良い所でスタートしていたのですが、
タンゴは音楽が始まってもなかなか踊り出そうとしなかった所。
(おそらく10小節くらい)
踊り出す場所を確保したりしなければならないのはわかるのですが、
10小節も他の選手より遅れて出るのはどうなのか?と思いました。
ジャッジからすると「休んでいる」様に見えてしまいます。
もう一つは二人とも笑顔がなく「楽しそうな雰囲気」が全く伝わってきませんでした。
ダンスのテクニックやパワー、スピード、音楽性以外にも、
ちょっとした事でもジャッジは順位を変更したりするものです。
No,62
こちらのカップルは、もうかれこれ10年以上トップクラスで踊っているのを何度も拝見しています。
ダンスは大変安定していて、良いテクニックを持っていると思います。
私が1番良いと思っている所は、カップルの空間が壊れない事です。
男女のポジションの位置が崩れないので、
カウンターバランスが絶えず維持できています。
また体を左右に使い分け、回転動作など、
男女で一体感を保っている所など、上手さを感じます。
No,64
良い所は、男性の頭部からショルダーラインが美しく、スタイルが良い事です。
反面、上体が固まっていて、左右にボディを使い分ける事ができていません。
いわゆる典型的な学連スタイルになってしまっています。
このレベルでしたらもう少し上半身を使えるようにしてほしいです。
また、C級B級と出続けて、疲れているのか、
A級ではムーヴィングが小さいです。
No,36
下半身からくるムーヴィングにはパワーがあります。
体を動かす能力もあると思います。
次の課題としては、カップルの組み方、
そして男性のホールドとアームの作り方を研究してください。
男性は、右の手で女性を自分の方へ寄せてしまうと、
左側のボディが女性の方へ向かず、
左右均等の空間が保てなくなります。
すると右の肩も上がってしまい、
綺麗なショルダーラインが維持できなくなります。
ジャッジが男性のバックラインを見て、
トップシェイプが乱れていると、上位の点は付けづらくなります。
No,25
若くて元気が良く、楽しそうに踊っていて好感が持てますね。
今後の課題ですが、男性は少し肩が上がって見えますので、
少々、首が詰まって見えます。
これを改善する為、まず足の裏に体重をかける事により、
その反発力(フットプレッシャー)で縦軸のストレッチを作り出せるようにすることです。
これができると、腕の力ではなく、下半身を動かす力でアームを維持することができる様になります。
結果、肩に力が入らなくなり、綺麗なショルダーダウンが出来上がります。
それでもファイナルすべての種目で、決して肘を落とさないのはすごいと思いました。
No,11
シニアのトップ選手だと思います。
最近よく拝見します。
トップシェイプが綺麗で、男性のアームが壊れることがありません。
本日はとても大きく、エネルギッシュなダンスをしており、
予選からずっと見えていました。
ファイナル常連のNo,50の選手に打ち勝ってのファイナル進出。
嬉しかったことでしょうね。
本日はよい成績だったので、喜びで終わりにしましょう。
ファイナルおめでとうございます。
(文責 森本かおり)



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