【講評】第36回 埼玉県ダンススポーツ競技大会-A級戦スタンダード
- dsmymkm
- 1月21日
- 読了時間: 4分
ジャッジ目線で選手たちのダンスに対する感想をすこし書いていこうと思います。
(すべての選手を網羅できているわけではありませんのでご了承ください)
私が直接審査した所のみ、コメントをしています。
個人の背番号を記載させていただいておりますが削除依頼がありましたら当スタジオのメールアドレスがブログに記載されていますのでそちらより消してほしい背番号をお送りいただきましたら、その背番号に関する評価の方は削除させていただきます!
A級スタンダード
No,65
本日はすべての種目において、圧巻でした。
2人のトップシェイプも、たえず維持できており、
パワースピードにおいても、他の選手の上をいっていました。
よくリハーサルされていると思います。
優勝おめでとうございます。
No,18
下半身のパワーからくるムーヴィングの大きさは、
目を見張るものがあります。
特にワルツとスローは素晴らしいですね。
ですが、少々気になる事があります。
男性のショルダーラインが綺麗に見えていません。
今回のファイナル下位の3人は、シニアの選手ですが、
綺麗なショルダーラインとバックラインを見せ続けています。
もしかしたら、燕尾が体に合っていないのでは?
お金もかかる事なので強くは言えないのですが、
自分の体に合った、オーダーしたテールコートは、
点数1点だと思ってください。
もしショルダーラインが綺麗に見えていたら、
全ての種目で2位だった可能性があります。
No,31
こちらの選手は、男性の縦軸のストレッチが強く、
若い雰囲気で、好感の持てるダンスです。
第2位のNo,18の選手とは、僅差です。
No,18は「2位」が3種目「3位」が2種目
No,31は「2位」が2種目「3位」が3種目
惜しかったです。
基本、スウィングの強いワルツとスローで負けています。
動きは決して弱いわけではなく、むしろ足や脚はしっかりと使っているのですが、
No,18はとんでもなく下半身のパワーが強いので、今回は致し方ないかなと思います。
No,18の選手にも言えることですが、
パワーだけに頼らないこなしの技術(ボディを動かす事など)を
研究していくと良いかもしれません。
No,45/No,40/No,6
こちらの3組はシニアの選手ですが、タイプが似ています。
踊っているときの二人のトップシェイプが、カウンターバランスに保たれており、
枠が壊れないので、ダンスが安定しています。
皆さんキャリアが長いのか、テクニックも良いと思います。
こういうタイプの選手を、私は高く評価します。
ですが、ジャッジの仕事は、必ず順位をつけなければいけません。
No,45の選手は、3選手の中でも少々エネルギーが強いです。
No,40の選手は上半身に無理が無くて、踊り方がナチュラルです。
おおむね、プロの先生方はこういうタイプの選手が好きだと思います。
No,6の選手は男性のショルダーラインとバックラインが本当に綺麗です。
ホールドがたえず保たれています。
上位の選手に比べると、若干下半身のパワーが小さいかもしれません。
欠点をあげつらえばキリがありませんが、三組とも素晴らしかったです。
準決勝
ジャッジをしていて「決勝に上げてあげたいな」と思う選手が、
何人かいました。
No,63
カップルの枠は安定しています。
何よりも、左右のボディが動かせるのが、ダンスの上手さを感じさせます。
ファイナルに入るためには、あともう少し縦軸のストレッチと、エネルギーの強さが欲しいです。
でも、良いダンスをしています。
No、11
若い選手なので、良く動いているのですが、
男性のバックラインは、少々潰れています。
上半身をもっと立体的に作れるようにしてほしいです。
このラウンドにくると、キャリアのある選手ばかりなので、
男性のバックラインはストロングで、壊れてしまう人はほとんどいません。
No,7
こちらの選手も今回ファイナルに入った、
No,40/No,45/No,6の選手と同じタイプの選手ですね。
背が高く、スタイルが良くて、2人の枠とトップラインが安定しています。
残念ながら、今回ファイナルに入れなかった理由としては、
2つ考えられます。
1つは上半身が少々固く見えるという事。
ボディを左右に使い分けるという技術が見えませんでした。
もう一つはファイナルの選手に比べると、
下半身のパワーが少々弱かったかな?と思いました。
ですが、シニアのトップ選手である事に変わりはありません。
No,13
多分、足と脚の関節が、柔らかいのだと思いますが、
滑らかな、良い動きを持っています。
結果、サイドに動く運動量は、ファイナル選手に比べても、
遜色は無いと思います。
ですが、男性は上体の縦軸のストレッチが、少々足りないと思います。
更に具体的に言うと、男性の両ひじが下がって見えます
男性のホールドですが、30年前のダンスですと「お山の三角形」でも良かったのですが、
現代では、男性の両ひじが天空に向かって、上げているような感覚、ちょっと極端ですが、
「なだらかなすり鉢状」とでも言いましょうか?
言葉で言うのは難しいのですが、ホールドの研究をしてみてください。
皆さんお疲れさまでした。
(文責 森本かおり)

コメント