【講評】 第31回埼玉県中央地区ダンススポーツ大会 C・A級ラテン
- dsmymkm
- 11月14日
- 読了時間: 4分
ジャッジ目線で選手たちのダンスに対する感想をすこし書いていこうと思います。
(すべての選手を網羅できているわけではありませんのでご了承ください)
私が直接審査した所のみ、コメントをしています。
個人の背番号を記載させていただいておりますが削除依頼がありましたら当スタジオのメールアドレスがブログに記載されていますのでそちらより消してほしい背番号をお送りいただきましたら、その背番号に関する評価の方は削除させていただきます!
C級ラテン
No,67
通常は、シニアのスタンダードに出場されている、
ベテラン選手だと思います。
テールコートを着ていないと、印象が違っていて、
分かりませんでした。
スタンダードも、素晴らしいのですが、
ラテンにおいても、男性のバックラインはすっきりして、美しかったです。
また、ボディやアームもしなやかで、流石だと思いました。
今後、ラテン特有のアクション(ボディやレッグアクション等)に、
更に磨きを掛けていけば、A級になるのは間近ではないのでしょうか?
女性はしっかり立っているのですが、体の動きが足りませんので、
その辺を、研究して頂きたいです。
No,104
若く、フレッシュな選手です。
まだ競技経験が少ないのだと思いますが、
少し恥ずかしそうに踊っている印象です。
体のストレッチが出来ている所など、
良いものを持っているので、練習を続けていってほしいです。
No,186/No,128
この二組に、ダンス力の差は、ほとんど無いと思います。
ジャッジの点も割れていますね。
男性の、頭部から首、ショルダーのラインが、
もう少し、すっきり見せられるだけで、
点数が上がってくると思います。
No,196
このカップルの評価は難しいです。
というのは、男性はかなり年配でシニアの方。
それに対して、パートナーは若い女性で、自分の動きをどんどんやっており、
とてもハツラツとしていて、良いです。
シャドーコンペなら多分1位です。
男性は、その女性の動きについていってる様な状態になってしまい、
ステップもしっかり踏めていない箇所が、多く見受けられました。
男女の差が、極端にある場合、どのように評価するのかが、難しい所です。
とはいえ、もしおじいちゃんとお孫さんのカップルという事なら、
それはそれでほほえましい事ですので、ダンスを楽しんでいただければと思います。
A級ラテン
No,47/No,56
こちらの両選手は、以前にも拝見したことがあり、
その時は多分、B級戦に出場していて、
他の組を圧倒していたのを覚えています。
今回も1回戦から飛ばしていますね。
前回見たとき、No,56の選手は、
とても強いエネルギーの持ち主という、印象がありましたが、
今回は、それを感じられませんでした。
No,47の選手は、コンスタントに、スピード感のあるダンスをしています。
女性も脚力が強く、自分でどんどん体を動かすことができます。
こちらの両選手のコーチャーは久保田弓椰先生だと思います。
北海道では、良くとレーニング、練習されているなと思いました。
No,86
今回は、こちらの選手に高い評価をつけました。
評価のポイントの一つは、男性の身体能力の高さです。
ソロスピンの、スピードとバランスは素晴らしいです。
それと1番の決め手は、体の軸(センターから)
左右にボディを、大きく動かす事で、
体幹にボリュームを作り出すことができるという事です。
この能力は、トップになるために不可欠なものだと、
個人的には思っています。
女性も柔軟性があり、とても良く踊っているのですが、
少し小柄な体型の為か、この男性のボリューム感に、負けています。
女性もテクニックは良いと思いますので、
この点だけ、男性に負けない様に練習してほしいなと思いました。
No,51
頭部から首、ショルダーにかけての、ポスチャーがとても綺麗です。
また、男性は体やアームの柔軟性があり、
1回戦から見えていました。
No,53/No,80
こちらの両カップルのダンス力は、変わらないと思います。
No,53の選手の方が、ラテンのフィーリングが、出せていると思いました。
また、体幹も強くエネルギーが大きいです。
No,80の選手は、男女ともスタイルが良くて、見栄えはします。
ですが、基本的に脚力からくる体のストレッチが足りません。
サンバや、パソなど、フロアーを移動する種目は、
背が高い事もあるのか、大きなムーヴメントで良いと思います。
その他の種目は、ラテン特有のアクションが足りません。
ファンダメンタルズのレベルを上げてくれば、さらに上位の成績を出せると思います。
(文責 森本かおり)

コメント