【講評】 第12回松戸市民ダンススポーツ競技大会-D級C級スタンダード編
- dsmymkm
- 9月17日
- 読了時間: 3分
2025年8/31に第12回松戸市民ダンススポーツ競技大会にて行われた、コンペのレポートをしたいと思います!
ジャッジ目線で選手たちのダンスに対する感想をすこし書いていこうと思います。
(すべての選手を網羅できているわけではありませんのでご了承ください)
私が直接審査した所のみ、コメントをしています。
個人の背番号を記載させていただいておりますが削除依頼がありましたら当スタジオのメールアドレスがブログに記載されていますのでそちらより消してほしい背番号をお送りいただきましたら、その背番号に関する評価の方は削除させていただきます!
D級スタンダード
ファイナルには、やはりポスチャーや、ホールドの枠を維持するなど、
上半身が安定した人が残ってきました。
ですがファイナルのほとんどの選手が、ホールド(アームライン)の美しさがありません。
男性の後ろ姿において、背中を中心にして、左右のアームの形が、
左右均等にしてほしいのです。
自分では背中を見せているバックラインが、どのような形をしているかわからないと思うので、踊っているときの動画などを撮って、チェックするべきだと思います。
また、ご自分の先生に美しいバックラインとはどんなものなのかを、
レッスンを受けるべきと思います。
3~6位の4選手は、ダンスの差はほとんどありません。
ですから、ポスチャーとホールドを直すだけで、さらに上位の成績を狙えるはずです。
頑張って下さい。
No,95(1位)とNo,96(2位)は
ダンス力は変わらないと思うのですが、
No,95の選手は、男性の首からショルダーラインにかけての、
シェイピングが美しく、エレガントでした。
この点を評価されてか、全てのジャッジが、1位をつけていますね。
これはなかなかない事です。
No,96の選手は、多くの選手がやりがちですが、
プロミナードポジションの時など、
右の肘が後ろに引けて、右の肩が上がってしまっています。
男性の右の枠のスペースは女性のボディがすっきりと収まるためにあるので、
右のアームを肩より40度位前において、女性のための空間を作ってあげなければなりません。
C級スタンダード
C級戦はC級戦1(W・T・F)とC級戦2(W・T・Q)の2セクションに分かれていました。
ファイナルメンバーは優勝したNo,85を除いて、全て入れ替わっており、
今回は色々な方にチャンスがあり、良かったのでは?と思う反面、
他の10組の選手は、
皆さん決め手(ファイナルに入ってもおかしくないし、入らなくてもおかしくない)に、欠けていました。
動きやムーヴィングは、20代の学生さんに勝てないかもしれませんが、
ポスチャーやアームワークは正しいポジションに維持できるようにしなければなりません。
予選敗退の選手も含めて、この点がクリーンに見えていない為、
ジャッジの点が割れてしまいます。
No,85
こちらは学生の3年生だとか。
男女とも背も高く、骨格も大きく、見栄えがして、
将来性、素材の良さを感じます。
女性もモデルさんのようで、素晴らしかったですね。
当たり前のことですが、他の10組がすべてシニアの方なので、
敵はいませんので、完全優勝でした。
2セクションの優勝おめでとうございます。
今後の課題ですが、学生さん特有の「上体を固めるフォーム」を
作って、二人でくっついて踊っている、という状況ですので、
この点をどう改善できるかという事でしょう。
男女の組み方を変えないと、A級戦のトップ選手とは戦えないと思います。
とはいえ素晴らしい才能ですので、将来が楽しみなカップルです。
お疲れさまでした。
(文責 森本かおり)

コメント